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下痢

たいていの下痢は緊急性はない

便がゆるい状態を下痢便と言います。便性が軟らかくなると、排便も頻回になるのが一般的傾向ですが、下痢とは便の性状をあらわす言葉で、排便の回数は問いません。下痢便が必ず病的と云うわけではありません。たとえば、母乳栄養の赤ちゃんの多くは下痢便ですが、飲みもよく体重の増えもよいのなら全く問題ありません。病気の下痢にしても緊急性のある下痢はそんなに多くはありません。水のような便が出ても、腹痛がそんなにひどくなくて、嘔気を伴わず、水分がとれているのなら、夜間に救急受診する必要はありません。便に血が混じっているような場合でも、血の量がわずかで、腹痛があまりない場合は朝まで待って大丈夫です。以上の原則は下痢の原因に関わりません。たとえ下痢の原因が食中毒や赤痢だとしても、前述したような落ち着いた状態なら朝まで待って受診して大丈夫です。

緊急受診した方がよい場合

腹痛が激しい場合、特に排便しても痛みが少しも和らがない場合は、救急受診もやむを得ないでしょう。下痢に嘔気嘔吐を伴い、水分の摂取が不可能な場合は、我慢しすぎると脱水になってしまうおそれがありますので、あんまり我慢せずに受診した方がよろしい。特に乳児は嘔吐が続くと、容易に脱水になるので、早めに受診して下さい。脱水症状が強い場合(顔色が不良で顔つきが鋭くなる。お腹の皮膚がシワシワしてつまんだ皺がすぐに戻らない。尿の出が極端に少ない。)は診療所で点滴をされるかも知れませんが、点滴には時間かかりますから、そのつもりでいて下さい。大量の粘血便や、激しい腹痛を伴う血便も救急受診の必要があります。

病的な下痢の時の食事、栄養

 下痢の原因は様々ですが、小さい子供の下痢の多くは、ウイルスの感染によるものでしょう。風邪のウイルスが腸に炎症を起こして障害するために、一時的に便がゆるくなります。こういう下痢は、たいていは食事、治療の内容に関係なく一定の時間とともに回復するものです。多少便がゆるくとも、嘔気も腹痛もなく食欲もあるようなら、いつもと同じ食事をしていて構いません。

 食欲がなくなっている場合は、腸の障害の程度もつよいと考えられますので、食べるものにある程度注意した方がいいでしょう。腸を休めるためには、何も飲まない食べないというのが一番よいのですが、点滴補液なしに絶飲食をしたら子供は脱水になってしまいます。水分は意識的に充分に与えなければいけません。水だけではなく、多少の塩分と糖分も摂取した方がよいので、入手しやすい市販の飲み物としては、赤ちゃん用のイオン飲料を与えるのがいいでしょう。母乳で育てている赤ちゃんは、飲めるのなら母乳のままで結構です。人工栄養の赤ちゃんで、下痢がかなりひどい時は、ミルクを1.5倍とか2倍とかに薄めて与えます。(2倍くらいが薄める限度でしょう。)

青い顔をして吐き気が強いときは、しばらく我慢して顔色の回復を待ちます。喉が渇いて水分を欲しがり始めたら水分摂取を再開するのですが、欲しがるままにガブガブのませると吐いてしまうことが多いので、はじめは少しづつ小分けにして与えるのがコツです。飲ませるものは普通の赤ちゃん用のイオン飲料でも結構ですが、最近は嘔吐下痢症で脱水気味の時に与えるイオン飲料を調剤薬局で購入できます。

下痢便が続いていても、食欲が出てくればまずは一安心。いつまでも極端な食事の制限をする必要はありません。食べたり飲んだりする量が増えると、一時的に排便の回数が増えて、一見下痢が悪くなったように見えることがありますが、食欲があり腹痛もないようなら、気にせずに少しづつ普通の食事にもどしてかまいません。極端な食事制限を長期間続けると、栄養不足のために下痢の冶りがかえって遅れることがあります。

生活上の注意

 特に入浴を控える必要はありません。赤ちゃんは下痢便の回数が多いとすぐにお尻が赤くただれてしまいますから、むしろ積極的に洗ってあげた方がよいと思います。ただし、下痢の時一番問題になるのは脱水ですから、汗をかくほどお湯に長くつけておくのは感心しません。入浴はあくまでも体をきれいに保つことだけを目的として手早く行なって下さい。

下痢止めは必要か

 下痢の子供に対して、医師は原因と重症度に応じて薬を処方しますが、強力な「下痢止め」は病原大腸菌O-157の騒ぎの時にかえってよくない結果をもたらすことがわかり、あまり処方しないようになりました。細菌性の下痢に処方する抗生物質を除けば、医師の処方する薬もたいていはヨーグルト(乳酸菌が入っています。)と大差ないようなものだとお考え下さい。自然な回復を応援する目的で処方しますが、それが無いと治らないというほどの薬ではありません。 夜中に受診してまで処方してもらう必要は無いでしょう。

緊急性はないが受診がのぞましい下痢

 食欲がいつまでも回復しない下痢。体重の増加が止まってしまうような下痢。特定の食物を食べると決まって下痢をする場合。その他、下痢であることが子供にとってつらい場合は一度医師に相談してみて下さい。

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